今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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新潮OH!文庫刊。
感想というよりは推薦です。キリスト教圏の翻訳物を読んだり観たりするとき、この本が手元にあると物凄く便利。書かれる方へもお勧めです。特に赤毛のDさん関係やタカムラ女王様ネタを書かれる方は。いやもう冗談抜きで。
「カトリックの坊様は神父、プロテスタントの坊様は牧師」と私が知ったのは、カーラ先生の名作「笑うミカエル」でです。宗教改革とかは勿論学校の授業で知ってましたけど、明確な区別があると実感したのがこの時なんですね。それからちょっと興味を持って色々と調べてみて、プロテスタントの中にも複雑な分派があるということを知りました。大体、プロテスタントが異端とは思ってなかったんですよ。HELLSINGのマクスウェルのぶち切れきったあの科白(「良いプロテスタントは(略)」)はある意味全然シャレならん科白だったんだな…まあサン・バルテルミーの虐殺とかもあるしな…。
つっても、系統立った知識ではなく雑学程度のものですので、色々と穴も多いし混乱もある。欧米文学を読んだ時、あるキャラクターの宗教的背景が周囲と異質らしいというのは判るけれど、どう異質なのかは判らない。
この本が手元にあると、主な教派について初心者向けに丁寧に解説されていますので、だれそれが何派とあったらこういう考え方でこういう傾向の環境にあるんだな、という調べ方が出来て本当に助かります。また、各教派ごとの様式、聖職者の服装概略などもイラスト(著者画。けっこう可愛い)つきで説明されていて、たとえば「エクソシスト・ビギニング」でフランシス神父が着てたシャツの名前はなどという使い方も出来る。最大の収穫は英国国教会、それも1800年頃の教会区制度が図入りで解説されていたことです。マスコマ原作10巻のマーティンさんの状況がやっと判ったよ…!
関連図書・映画の紹介や参考資料も充実していますし、初心者向けハンドブックとして、是非ご一読をお勧めします。読み物としても勿論、面白いですよう。
ところで著者の八木谷さんは私家版で「モーリス鑑賞の手引き」を出されているそうで、それってもしかしてど(シッ)(げ、激読みたいんですけど国会図書館入ってますかねえねえねえねえねえ)(落ち着け)
感想というよりは推薦です。キリスト教圏の翻訳物を読んだり観たりするとき、この本が手元にあると物凄く便利。書かれる方へもお勧めです。特に赤毛のDさん関係やタカムラ女王様ネタを書かれる方は。いやもう冗談抜きで。
「カトリックの坊様は神父、プロテスタントの坊様は牧師」と私が知ったのは、カーラ先生の名作「笑うミカエル」でです。宗教改革とかは勿論学校の授業で知ってましたけど、明確な区別があると実感したのがこの時なんですね。それからちょっと興味を持って色々と調べてみて、プロテスタントの中にも複雑な分派があるということを知りました。大体、プロテスタントが異端とは思ってなかったんですよ。HELLSINGのマクスウェルのぶち切れきったあの科白(「良いプロテスタントは(略)」)はある意味全然シャレならん科白だったんだな…まあサン・バルテルミーの虐殺とかもあるしな…。
つっても、系統立った知識ではなく雑学程度のものですので、色々と穴も多いし混乱もある。欧米文学を読んだ時、あるキャラクターの宗教的背景が周囲と異質らしいというのは判るけれど、どう異質なのかは判らない。
この本が手元にあると、主な教派について初心者向けに丁寧に解説されていますので、だれそれが何派とあったらこういう考え方でこういう傾向の環境にあるんだな、という調べ方が出来て本当に助かります。また、各教派ごとの様式、聖職者の服装概略などもイラスト(著者画。けっこう可愛い)つきで説明されていて、たとえば「エクソシスト・ビギニング」でフランシス神父が着てたシャツの名前はなどという使い方も出来る。最大の収穫は英国国教会、それも1800年頃の教会区制度が図入りで解説されていたことです。マスコマ原作10巻のマーティンさんの状況がやっと判ったよ…!
関連図書・映画の紹介や参考資料も充実していますし、初心者向けハンドブックとして、是非ご一読をお勧めします。読み物としても勿論、面白いですよう。
ところで著者の八木谷さんは私家版で「モーリス鑑賞の手引き」を出されているそうで、それってもしかしてど(シッ)(げ、激読みたいんですけど国会図書館入ってますかねえねえねえねえねえ)(落ち着け)
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