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今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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至誠堂刊。

どうでもいい体験談ですがロンドンのトラファルガー広場の鳩以上に兇暴な鳩は広島平和公園の鳩だけだと思う。しかも倫敦の奴ら、低空飛行で頭突きしてくるし。

サブタイトルは「トラファルガー残照」です。もうこのタイトルが全てを表しています。世界の中心でネルソン激・LOVEを叫ぶが為に書かれた巻です。そうとしか思えん。司馬遼の「燃えよ剣」に通じる気合を見たような気すらした。
絵的に一番ぞくぞくしたのは、カリプソ号が艦隊と合流するシーンです。帆船の運動性能って想像した限りでは、そんなに融通の利くものじゃないと思うんですけど、みっしりと停泊する(錨泊じゃないので不意に動いたりする)戦列艦の間を縫っての航行の描写は、手に汗を握りました。優雅に見えるんでしょうけど、戦列艦がいきなり音も無く滑り出してくるなんて、考えただけで怖い。
んで、「フリゲートは戦闘に参加出来ないんだよ他にお役目があるからね?判ってるね?ね?」と駄目押しされたに関わらず、やっぱり独断専行で手柄を立てるラミジ一家。いやこれが無きゃラミジじゃないんだけど、あんたたち…と思わず眉間を押さえてしまう。ついでに今回も艦長自らスパイ稼業、それにああ、クルーの駄々捏ねテクがパワーアップしてる…。

トラファルガー海戦最終幕の情景は、なんと言ったらいいのか。悲しみより喪失、そして空漠。

それにしても航海長、いくら相手が経験が浅い上に反応が面白いからって、三席将校を一章丸々使っていぢるのはどうかと思います。もっとやって(え)

追記。これを書くのを忘れてた。
ヒルさんは口数が少ないそうです。
そんな馬鹿な。
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