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今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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至誠堂刊。

ラミジが傷痕をこするたび「今週のびっくりどっきりメカー!」と心に叫んでしまう私はXX歳。
シリーズものの第1巻目は往々にして説明に終始するため、面白くなるのは2巻目からと相場が決まっておりますが、やはり登場人物のポジションが飲み込めた分だけ読んでいてにやりとする回数が増えたような気がします。また一巻を読み直してみようそうしよう。
基本的に冒険娯楽小説なのでご都合主義が目立つなとか、そういう点が気になるっつっちゃ気になるんですが、冒険娯楽小説だから気にしない。「頼りにしてますぜ艦長!」の心意気で、襲い来る試練の数々をどうラミジと仲間たちが乗り越えていくのか、わくわくしながら読むのが正解か。つかテンポ早くて考えてる余裕が…。
本選びの参考にさせて頂いたレビューにもありましたが、戦闘とそれに先立つ準備の緻密な描写、更には戦いに臨んでのアップダウンを繰り返す心理描写は、この手の作品の中では随一を誇ると思います。特に戦闘準備、船影発見の一報から小太鼓が打ち鳴らされ、艦載艇が下ろされて固定索が解かれて…の一連の流れはまるで見ているよう。何故この作業をするのかという理由も簡潔に書かれているので、他の海洋小説を読む際にも非常に参考になります。
別の点では訛りの書き分けが面白い。ロンドン下町訛り(コクニー?)は江戸っ子べらんめえ調、元漁師の口調は指輪原作のサム語風だし、ジェノバ人の操る英語はまるきり怪しい中国人。ここら辺の翻訳の妙にはただ拍手。
ところでバレンタイン海戦、確かジャック・オーブリーやホレイショ・ホーンブロワー、リチャード・ボライソーその他もろもろも参加してた筈。となるとー(なに考えてるんですか秋津さん)(悪いこと)(やめなさいて)
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