今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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サブタイトル「はみだし者の海戦」、徳間文庫刊。
すげえ!DQNおやじすげえ!
いやあ海事用語解説が初心者向けとか軽めなんで本当に初心者にお勧めとか主人公が本当に青春してるぜヘイヘヘイとかいろいろあるけど、主人公父のインパクトが凄すぎる。私が知るうちで海洋小説中随一のDQNぶり。彼に比べたらジャックのお父さんなんて全然まとも。はた迷惑度はミスタ・オーブリーのが上かもしれないけど。うわそれにアランにつきまとう彼はあなた…。著者がアメリカ人だからでしょうか、娯楽性が高いというか、なんか今まで読んだ海洋小説とは一味も二味も違います。新鮮。
すげえ!DQNおやじすげえ!
いやあ海事用語解説が初心者向けとか軽めなんで本当に初心者にお勧めとか主人公が本当に青春してるぜヘイヘヘイとかいろいろあるけど、主人公父のインパクトが凄すぎる。私が知るうちで海洋小説中随一のDQNぶり。彼に比べたらジャックのお父さんなんて全然まとも。はた迷惑度はミスタ・オーブリーのが上かもしれないけど。うわそれにアランにつきまとう彼はあなた…。著者がアメリカ人だからでしょうか、娯楽性が高いというか、なんか今まで読んだ海洋小説とは一味も二味も違います。新鮮。
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至誠堂刊。
ラミジが傷痕をこするたび「今週のびっくりどっきりメカー!」と心に叫んでしまう私はXX歳。
シリーズものの第1巻目は往々にして説明に終始するため、面白くなるのは2巻目からと相場が決まっておりますが、やはり登場人物のポジションが飲み込めた分だけ読んでいてにやりとする回数が増えたような気がします。また一巻を読み直してみようそうしよう。
基本的に冒険娯楽小説なのでご都合主義が目立つなとか、そういう点が気になるっつっちゃ気になるんですが、冒険娯楽小説だから気にしない。「頼りにしてますぜ艦長!」の心意気で、襲い来る試練の数々をどうラミジと仲間たちが乗り越えていくのか、わくわくしながら読むのが正解か。つかテンポ早くて考えてる余裕が…。
本選びの参考にさせて頂いたレビューにもありましたが、戦闘とそれに先立つ準備の緻密な描写、更には戦いに臨んでのアップダウンを繰り返す心理描写は、この手の作品の中では随一を誇ると思います。特に戦闘準備、船影発見の一報から小太鼓が打ち鳴らされ、艦載艇が下ろされて固定索が解かれて…の一連の流れはまるで見ているよう。何故この作業をするのかという理由も簡潔に書かれているので、他の海洋小説を読む際にも非常に参考になります。
別の点では訛りの書き分けが面白い。ロンドン下町訛り(コクニー?)は江戸っ子べらんめえ調、元漁師の口調は指輪原作のサム語風だし、ジェノバ人の操る英語はまるきり怪しい中国人。ここら辺の翻訳の妙にはただ拍手。
ところでバレンタイン海戦、確かジャック・オーブリーやホレイショ・ホーンブロワー、リチャード・ボライソーその他もろもろも参加してた筈。となるとー(なに考えてるんですか秋津さん)(悪いこと)(やめなさいて)
ラミジが傷痕をこするたび「今週のびっくりどっきりメカー!」と心に叫んでしまう私はXX歳。
シリーズものの第1巻目は往々にして説明に終始するため、面白くなるのは2巻目からと相場が決まっておりますが、やはり登場人物のポジションが飲み込めた分だけ読んでいてにやりとする回数が増えたような気がします。また一巻を読み直してみようそうしよう。
基本的に冒険娯楽小説なのでご都合主義が目立つなとか、そういう点が気になるっつっちゃ気になるんですが、冒険娯楽小説だから気にしない。「頼りにしてますぜ艦長!」の心意気で、襲い来る試練の数々をどうラミジと仲間たちが乗り越えていくのか、わくわくしながら読むのが正解か。つかテンポ早くて考えてる余裕が…。
本選びの参考にさせて頂いたレビューにもありましたが、戦闘とそれに先立つ準備の緻密な描写、更には戦いに臨んでのアップダウンを繰り返す心理描写は、この手の作品の中では随一を誇ると思います。特に戦闘準備、船影発見の一報から小太鼓が打ち鳴らされ、艦載艇が下ろされて固定索が解かれて…の一連の流れはまるで見ているよう。何故この作業をするのかという理由も簡潔に書かれているので、他の海洋小説を読む際にも非常に参考になります。
別の点では訛りの書き分けが面白い。ロンドン下町訛り(コクニー?)は江戸っ子べらんめえ調、元漁師の口調は指輪原作のサム語風だし、ジェノバ人の操る英語はまるきり怪しい中国人。ここら辺の翻訳の妙にはただ拍手。
ところでバレンタイン海戦、確かジャック・オーブリーやホレイショ・ホーンブロワー、リチャード・ボライソーその他もろもろも参加してた筈。となるとー(なに考えてるんですか秋津さん)(悪いこと)(やめなさいて)
至誠堂刊。
M&Cで19世紀帆船モノを読みたくなり、関連小説のレビューをチェックして面白そうだったので買ってみたら大当たり。捨て錨回頭をはじめとする海戦の描写の鮮やかなこと。
主人公のニコラス・ラミジはジャックと違い長身の美丈夫、二十代前半の若さで十代のちょっといいカンジの彼女あり、伯爵様で親の因果が子に報いな境遇という私の基準ではツボ外しのキャラなんですが、この人のやることなすことおっかしくってもう。冒頭のメガホンに笑わない読者っているんだろうか。つかラミジ艦長とラミジパパってば親子揃ってDQ(略)
全23巻、読破する気ありありです。前述の通り海戦描写と軍法会議(ちょっとした法廷劇のようでこれもいい)が主体なので、A&Mシリーズに慣れてると苦しいかも。その辺の描写は続刊に期待だな。
M&Cで19世紀帆船モノを読みたくなり、関連小説のレビューをチェックして面白そうだったので買ってみたら大当たり。捨て錨回頭をはじめとする海戦の描写の鮮やかなこと。
主人公のニコラス・ラミジはジャックと違い長身の美丈夫、二十代前半の若さで十代のちょっといいカンジの彼女あり、伯爵様で親の因果が子に報いな境遇という私の基準ではツボ外しのキャラなんですが、この人のやることなすことおっかしくってもう。冒頭のメガホンに笑わない読者っているんだろうか。つかラミジ艦長とラミジパパってば親子揃ってDQ(略)
全23巻、読破する気ありありです。前述の通り海戦描写と軍法会議(ちょっとした法廷劇のようでこれもいい)が主体なので、A&Mシリーズに慣れてると苦しいかも。その辺の描写は続刊に期待だな。
ハヤカワ文庫NV刊。
つか「オーブリー&マチュリン」シリーズの邦訳版全部なんですが。
1年ほど前に読んだもののそのままお蔵入り、で、最近映画を観て激しくツボに嵌ったので引っ張り出して再読し、ドツボに嵌った魔性のシリーズ。こんなBLもまっつぁおな萌え小説だったなんて、オブライアン氏…恐ろしい子…!
この手のは結構読んでる方だと思います。少なくともハヤカワ刊行のは制覇している。ホーンブロワーとかボライソーとか。これら英仏戦争の時代を舞台とした帆船モノの中で、元々一番気に入っているシリーズではありました。何故かというと、主人公*2が美形じゃねえからです。ジャックとスティーブンにハンサムとかスマートとかっつー形容が適用出来るなら「デューン」のハルコンネン男爵だって超絶美形だ。
なのに読み進めていくと、彼らがもうとんでもなくかっこ可愛く見えてくるから不思議。それと主人公ズの出来上がりっぷりを頼むからどうにかしてくれ。「あのね」って呼びかけあうな読んどる方が恥ずかしいわ!(そこ違いますよ秋津さん!)
このシリーズに関しては、今なら幾らでも語れます。要約すると「ジャックとスティーブンは可愛い」としか言っていないにしても。
それにしてもハヤカワの帆船モノの邦題はもうちょっとどうにかならんものか。訳文は滅茶苦茶好みなんですが…邦題のセンスが…うーん。
つか「オーブリー&マチュリン」シリーズの邦訳版全部なんですが。
1年ほど前に読んだもののそのままお蔵入り、で、最近映画を観て激しくツボに嵌ったので引っ張り出して再読し、ドツボに嵌った魔性のシリーズ。こんなBLもまっつぁおな萌え小説だったなんて、オブライアン氏…恐ろしい子…!
この手のは結構読んでる方だと思います。少なくともハヤカワ刊行のは制覇している。ホーンブロワーとかボライソーとか。これら英仏戦争の時代を舞台とした帆船モノの中で、元々一番気に入っているシリーズではありました。何故かというと、主人公*2が美形じゃねえからです。ジャックとスティーブンにハンサムとかスマートとかっつー形容が適用出来るなら「デューン」のハルコンネン男爵だって超絶美形だ。
なのに読み進めていくと、彼らがもうとんでもなくかっこ可愛く見えてくるから不思議。それと主人公ズの出来上がりっぷりを頼むからどうにかしてくれ。「あのね」って呼びかけあうな読んどる方が恥ずかしいわ!(そこ違いますよ秋津さん!)
このシリーズに関しては、今なら幾らでも語れます。要約すると「ジャックとスティーブンは可愛い」としか言っていないにしても。
それにしてもハヤカワの帆船モノの邦題はもうちょっとどうにかならんものか。訳文は滅茶苦茶好みなんですが…邦題のセンスが…うーん。