職人な週末

10年来の同い年(ここ重要)の友人、夜魔堕(仮)の嫁入りが決まりました。
　夜魔堕「お色直し用のティアラを作ってくれ」
　秋津　「式はいつでドレスは何色で好きな花は何か答えろ今すぐ答えろハリーハリーハリー」
　夜魔堕「5月で若草色で梅と小手毬と鈴蘭と一重咲きの薔薇とぺんぺん草」
　秋津　「モチーフは最後のでいいか」
　夜魔堕「死ね」
話し合いの末、モチーフは鈴蘭に決定。
　秋津　「で、ご予算は？」
　夜魔堕「何が変わってくんの？」
　秋津　「素材。下はバミの取れてないプラパールとアクリル型抜きビーズからご用意しております」
　夜魔堕「上限×万円で夜露死苦」
了解。エクストリーム・手芸モード発動。
先週末の連休はこれに費やしました。ヴェネツィアン・グラスの葉にスワロフスキー・パールの花、また中央には本物のポインテッド・クリスタルをあしらってみました。我ながら会心の出来の作品を前に、北の誰かさんにこれつけさせてヴェール被せてストックホルムへ電話したら楽しいだろうなー…などと妄想して遊んでいました。電話先はやはり王宮だろうか。

そんで本日、引き渡し時の会話。
　夜魔堕「招待するから賑やかしてくれ」
　秋津　「おうよ。折角だし着物の一枚も作るか」
　夜魔堕「振袖？」
　秋津　「呪詛していいか？」

夜魔堕(仮)とは10年来の付き合いです。
彼女のこれからが佳き日々であることを。