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本日、買い物に出た折に、「クリスマスだからケーキ買って来るけどなにがいい?」と自宅に連絡した際の母の返事。私は頭から食べる派です。
先ほどまで日本秘密結社(仮)のサンタ村生中継の録画を見ていました。ヘルシンキの所でおおおおおお見た見たこれ見たー!とたった一ヶ月しか経っていないというのに非常に嬉しく懐かしくなりました。サンタクロース・エキスプレスも乗ってみたい(寝台列車大好き)。旅行記も早く書き進めないと。ただいまやっとヘルシンキを離れた所です。
シューキョーについては私は典型的日本人というか強いて言うならごくごく生温い神道の人なんですが、祈りを捧げ、誰かを思う、という意味で、クリスマスはやはり大切な日だと思いたいです。映画「戦場のアリア」や小説「西部戦線異状無し」にもあるように。
で、こちら。ヘタリアfanfic小文を少々。ご存じない方、あー…という方は申し訳ございませんがスルーして下さいませ。
ヘタご本家イベントとmizoさんの剥かれちゃいました嫁とスイさんの素敵インスパイア短編に刺激され、つい、つい衝動が止まらなくなりましてががっと書いてみました。…オフの時にお約束した北欧勢ぞろいほのぼの編にはなりませんよねそうですよね…。そちらもクリスマスにはちょっと間に合いませんでしたが、ネタを捏ねてはおりますので!
以下、内容が内容ですので、折り畳みの上で反転。mizoさんスイさん、宜しければ返品可でお贈りしたく。多少なりともお気に召して頂ければ。…頂ける、のだろうか。(25日23時 ちょろっと修正・補足)
インターホンまであと1センチというところで、デンマークは指を止めた。
「……………………戻ってきてるんだよな?」
「…NOR●D、の中継…では、そう 言ってる」
大きなケーキの箱とグリュ・ワインのボトルを抱えたまま、振り返りもせずに問うたデンマークに、ノルウェーは的確に返事を返した。ネットで確認した北米戦●空軍のサンタ追跡プロジェクト サイトでは、2時間ほど前にサンタクロースの帰還が報告されている。フィンランドもお役御免で帰宅している筈だ。「終わったらパーティーしましょうね!」とフィンランドに誘われて集まるのもここ40年程の恒例行事になっているが、彼の家の前に立ち、さて呼び鈴をと指を伸ばした途端にぞわりと首の後ろが総毛立ち、そこから文字通り指一本動かせなくなってしまうのは、デンマークにとって初めての経験だった。―― いや、同じような感覚を味わったことならある。例えば1801年にイギリスに海軍を潰された時、もっと遡れば1657年の氷上大侵攻の時。
「er3erf%#)$rfrkr2!!」
「…寒いから早くしろ。と、言っている…」
「悪い、ちょっと待って…」
アイスランドがもにゃもにゃ文句を言っている。いつもなら抱っこの刑などの制裁を即座に加えるのだが、今はそれ所ではない。デンマークは扉の向こうに意識を集中させた。明かりはついている。だが、かたりとも音が聞こえてこない。防音はしっかりしている筈だから当然と言えば当然だ、が ――
「………帰るぞ」
くるりと彼はきびすを返した。ノルウェーが黙ってついてくる。さくさくと雪を踏む音だけが、この聖なる夜に響き渡る。降るような星に銀の盾のような丸い月、常緑樹の森を彩る白い綺羅。いい夜だ。
「bojre2378$&3rkf3#%」
「何で帰るんだ説明しろ。……と、言っている」
「今あの扉を開けたら、俺は塩の柱になる」
「roeafdivne2%'*?<@e3w」
「訳わかんねえこと抜かしてんじゃねえぞこのヘタレ。と 、言って …いる」
「後で説明する。とにかく今年は俺んちで飲もう」
この手の感覚を無視すると酷い目に遭う。生まれてこの方何百年かを掛けてやっと学習した経験則だった。ざかざかと前だけを見て歩みを進めるデンマークに、ノルウェーが言った。
「俺、今日 は、ダンと…寝たい。いい?」
「おう勿論だ。ただ窓は閉めろよ」
「egiefuijn%&'yu3hwenb!」
「イース は、きょ …うは、駄目」
「いいさ、イースも来い。俺のベッドならお前くらい増えたってまだ余裕だ」
「poiuenie3je34、73bVIeo9ed0`*ew3」
「お前のベッドリネンはレースとフリルが山になってて変な夢を見そうで嫌だ。と、……言っている」
「おまっ、最高級のギュピアレースを…あーもーこの前ヒーダボー刺繍のに替えたから!」
背後から妙に舌っ足らずな声が聞こえたような気がしたが、デンマークは無視した。おいしくないって一体なにが美味しくないって言うんだろう。カラクッコは確かにきついものがあるが。
まあ今夜は、年に一度の夜ではあるし。
誰の上にも、この佳き日に幸多かれし、だ。
なお、この時のイースは日本からのオセイボの巨大アラマキジャケを抱えています。サーモンという呼称は許可出来ませんby本田。もちろんマイナス40度の中では鈍器として使用可能です。
秋津さんはこの時期ばかりはN●RADを応援します。今年はいろいろリニューアルされていて楽しみです。
それと、ボビンレースは憧れですが手を出せません。だって初期費用が掛かりすぎる。