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あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
元旦はアイ・アム・レジェンドとナショトレを観てくれると宣言していながら劇場では魍魎の匣のチケットを握り締めていました。あーれー?
そして本日こそ、アイ・アム・レジェンドとナショトレを観てくれると心に誓って起床したら前日の刺身に当たったらしく胃が。あーれー?
取り敢えず、お気に入りのコーヒー屋で福袋が出ていて、お気に入りの豆が安く買えたので満足です。それにしても福袋の中身にコーヒー豆は一袋あとはグッズってコーヒー屋の所業じゃないだろうス●バ。
そんな訳で、匣を観てきましたので以下感想。ネタバレ気味のためご注意を。お年始から沢山のつつみんなんて幸先が良いねえフフフ。
あの厚み(京極の新刊が出ると、「何センチ読んだ?」という会話が友人間で行き交う)を2時間そこそこでどう収めるか、というのがキモだったと思うのですが、なかなか上手くまとまっていました。関係式の改変も、あ、なるほどね。という範囲だったので無問題。面白かった、良かったよと、読者である友人諸氏に薦められるクオリティでした。エノさんの根っこはまともなんだが出てくる言動が奇矯でしばしばイミフメイというのも良し。笑顔が多い京極堂はどうだかなーと思わないでもないけれど、たまにその笑顔が極悪非道なので良し。社会人としてそれなりにまっとうな関くんも端々がとほほだったので良し。あと久保。ぐりぐりした目の動きと唇がめくれるたびに見えるがたがたの歯並びがイッちゃった笑顔に見事に色を添えていて、最高に気色悪くて良かったです。事前に鑑賞済みの友人たちから聞いてはいましたが、聞きしにまさる演技だった。流石だ…。
難を言うならば、これも友人一同の意見でもあるのですが、坂じゃなくて階段だったこと。階段というはっきりした境界ではなく、上ってるか下ってるか判らないゆるくてだらだらして方向感覚が麻痺するような道を通って行き着く先は異界の入り口もしくは異界の中のたった一つの小島、というのが好きなので。しかし逆に言うと、これくらいしかあれ?というポイントが咄嗟に思いつかないのは凄いと思います。
映像は…グロく美しい、というか。どう映像にするかと思っていたらまんま出すかい。ラストショットが効いてたなあ。それと上海でロケとのことで、市街なんかのシーンを見て華麗なる以下略を連想したのはナイショです。
それにしても、前作「姑獲鳥の夏」は京極作品の映画化というより、実相寺作品だったのだな、と。好きだったんだがなああのカメラワーク。惜しい人を。
ところでワタクシ、つつみんはヒロユキサナーダと並ぶキングオブ「何を演っても受」だと思っていました。
ごめん今回は攻だったね!ヒロユキサナーダはやはり無敵か!(超失礼)