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今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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某サイト様で拝見した北欧人魚姫にときめきが止まらない昨今です。俺様王子様丁抹様にもプリンセススヴェリエにも膝を抱え気味な人魚ノル姫にもうっかり魔女っこすおみさんにも揃って俺のツボをぐいぐい揉みしだかれましたが、最高にツボに入ったのは必殺の氷島です。可愛い顔してサーチアンドデストロイ。関東の片隅からSーチキンさんへ、好きですもし出来るのならば作品化を…!と、愛と邪念の電波をお送りしとうございます(メーワクな)。
ところでこの場合の王子様は、衣装がメルヒェン定番かぼちゃタイツなのかが気になるんですが如何なものでしょうか。

そういえば何年か前に人魚姫で一本書きかけたなと思い出しました。
「本当は怖い~」とか、K生操氏が話題になったあたりだったと思います。PCを乗り換える際に潰していなければ、HDに書きかけファイルが残っているはずです。アンデルセン童話はどれも好きですが、読み返すと人魚姫も含めて子供向けに書かれた話じゃない、むしろ私小説みてーだな…と思うことが多々あります。童話にしては邪気があるし寓意としても底が深過ぎる。取ってつけたような教訓や救いが凄まじい違和感を醸しだしている話もちらほら。…伝記を読めばあーそーか、と思わないことも無いけれど、それにしたって何を抱えていたんだ。
で、下記に軽く似非人魚姫のあらすじなどを。当時の私は何か疲れていたんだと思います。


王子様の愛を得られなかった人魚姫は、海の泡になりました。
衝撃を受けたのが王子様の許婚の隣国の王女様。ちょっと介抱しただけの自分に命の恩人とか言ってプロポーズしちゃった王子様を、一国の王太子がこんなでいいのかしらと思っていた矢先に寵姫の身投げを目撃してしまい、身分はどうでも人をここまで追い詰めながらシカトかまして結婚しようなんざいい根性だと、さくっと婚約を破棄します。更に寵姫の正体を知り、一途な心に感動した王女様は、人魚の一族に復讐の助力を約束したのでした。
王女様の見立て通り、王子様は短絡というかヘタレというかで国を継いだものの碌にビジョンも無いのに景気のいいことばかり抜かして国民をぬか喜びさせては失望させるの繰り返し、こういう時に絶対王政は不便です。一方、本国に戻った王女様は議会に働きかけて王位継承権を認めさせます。そうして摂政王太女として実権を掌握し、国内の産業を奨励して富国強兵に突っ走ると同時に周辺諸国とこっそり手を結び、王子様の国をじわじわと孤立させる策に出ました。海峡の通行権を独占して莫大な通行税をふんだくる上に、国力に任せて調子くれてなにかってーと無茶をかましてくる王子様の国に、他国も割とうんざりしていたのです。また人魚一族も王子様の国の船を片っ端から難破させ、海事関係を壊滅に追い込んでしまいます。
工作員を送り込み、ちょっと世論をいじくっただけで、内憂外患でほんのりと地盤沈下し続けていた王子様の国はあっという間にgdgd状態に陥りました。国民の不満が募り暴動が頻発するに及んで、今は女王となった王女様は自国民の安全保障と称して隣国に出兵します。案の定、王室は国民を見捨ててとっとと亡命、一方国民は隣国の名君を諸手を挙げて大歓迎し、ここにめでたく両国は女王を戴いた同君連合王国となりました。かくして王国は女王の御世に築かれた基礎と、人魚の加護もあって今日に至るまで大いに繁栄し、王子様は遠い異国で何不自由無い、しかし民を見捨てた(ピー)としていいカンジに軽んじられ忘れ去られた生涯を送ったということです。


今書くなら結婚して乗っ取って併呑です。エカテリーナ二世か。

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