今日はスーさんが家出した日なので

夕食はIK●Aで食べました。
スーさんがデンさんをボコって家出し目出度く嫁取りをした(スーさん主観)日です。スウェ－デンの独立記念日にわざわざ何かする日が来ようとは。
だからってサルミアッキやラクリッツは流石に食えなかったよ。軟弱な俺を許してくれ…！

ところでS野、シナモンシュガー漬けデ－ニッシュペストリーにノﾉﾚウェ－サーモンを乗せるのは流石に合わないと思うがどうか。止めはせんが。

店内は撮影禁止なのでお見せ出来ないのが残念です。メニューはミートボール、クレイフィッシュとサーモンのパテ、チョコムース、クリスプブレッド。ミートボールはベリーソース付き(現地ではデフォだそう)、付け合せにじゃがいも。クレイフィッシュってのはあれです、ザリガニのことです。甲殻類には違いない。スウェ－デンとフィンラソドでは、夏の味覚としてザリガニが名物だそうで、ザリガニパーティーも開かれるほど両国民に愛されている味だとか。長期支配は食文化にまで及んでいるのだなとなかなか興味深い。(殻をむしむしむしって女房の前に剥き身を積み上げるスーさんが瞼に浮かんだなんて言いません。言いませんとも。)
料理自体のお味は、まあ、カフェテリアの味、かしら。一度、専門店に行ってきっちり食ってみたいものです。ロンリネスでも躊躇しませんがやはり誰か一緒に行かないものか。どですか食魔フレンズ。
帰りには瓶詰めのニシンの酢漬け、オニオン風味とディル風味を買って帰りました。サラダやサンドイッチに使うとうまうま。エルダーフラワーの濃縮シロップも売っていましたが今回は見送りました(重いから)。拙作にもちょっと出しましたが、エルダーの花のシロップ漬けは喉や風邪の薬になります。万能の民間薬として、また魔除けの木として重宝されたそうです。軽いぶどうのような味と香りで凄く好き。ソーダで割るとまた美味しいです。ゼリーやヨーグルトにも使えそうだ。
シュールの扱いは無いはずです。あったら怖い。解禁は8月なのでその時期に改めて確認します。


ふと気付いたんだがオ－メンでもあるのか。ダーミアーン。

ケータイ忘れて愉快なアナタ

るーるるるるっるー♪きょーおもいーてんきーっ♪
…や、翌日はおもっくそ雷雨でしたが。

今年も(そう、「も」)夏の大舞踏会は仕事にて不参加でした。そうでなくても盆なんだからちったあ都合を考えてくれよ！(昨年の盆に仕事で盆参り不参加、卒塔婆を納め損ねて軽く屈辱)
それでも1日目夜の身内の打ち上げには、開催時刻を大幅に遅れて何とか参加しました。到着した時点で既に一回り、大分まったりしててちょっと悲しくなりましたが。何しろこの打ち上げメンバー、某大河ジャンルからの付き合いなのですがまあ食うこと食うこと。皿が来るとほぼ瞬殺で空になるという素敵メンバーです。更に私以外はそれなりの呑み助揃いで洋の東西甘辛どんと来いの美味いもの好き、店を選ぶ際には緊張しますが手加減も無用という、食事仲間としてはほぼ理想の面子だったりします。とどめに腐女子。たまらん。この人たちと食べに行けなくなったら随分と寂しくなるだろう…。

で、上記面子の宴会では毎回ネタが発生します。前回はトラックバック参照。この科白を吐いた時、私は全くの素面だった訳ですが(分解酵素を持たない下戸なのでいつだって素面)(脳内麻薬は全開だがな！)(……orz……)、口にした次の瞬間に後悔したんだから頼むわーすーれーてぇええええぇぇぇえぇ。…許してくれる面子じゃねえってのは判ってるが…！
今回はタイトルとおり、一足先に撤収したSキクさんが携帯を宴席に忘れるというネタを提供して下さいました。「ブログか掲示板に書き込んどけば」「いや携帯無いと見られないから」と、高度情報化社会の弊害を身を以って教えて下さったわけで。気がついた彼女が引き返してきて無事引渡し、ときれいにオチがつきました。いやさ無事で良かったよ。本当にびっくりした。

そして前回のワタクシと同じく、ブログや日記で晒されることが満場一致で可決されたわけです。友情に篤くネタに容赦ない面子よね…。以上、夏の思い出でした。

200年続いた関東人味覚

サキクさんから調味料バトンを受領。
私は骨の髄まで関東人ですが、何分イカモノ喰いの傾向があるのでさてどうなるか。


■次のメニューにどんな調味料をかけますか？薬味は含みません
全て自宅の場合です。外食の場合はその場に合わせて。
なお原則として、味噌は自家製米麹味噌、醤油は銚子産の濃い口。
・目玉焼き：醤油かマヨネーズか塩胡椒(黒の粗挽き)。コンボ可。
・納豆：醤油と和辛子。あれば柚子胡椒。自分でひきわりを作った場合は醤油と山葵。
・冷や奴：醤油。たまにwithごま油。
・餃子：醤油とラー油と酢。水餃子は酢を抜くべし。
・カレーライス：おうちカレーは何かかけるとママンに怒られます。
・ナポリタン：粉チーズ(調味料？)を山と。終盤にタバスコ。　
・ピザ：原則としてナポリタンと同じく。ものによる。
・生キャベツ ：千切りならウスターソースかマヨネーズ。千切っただけならそのままか味噌。
・トマト：生ならそのまま。ぬくくてもそのまま。
・サラダ：マヨネーズ。でなきゃオリーブオイルと塩と粗挽き黒胡椒と酢とそこらにあるドライハーブをどっぱり掛ける。ドレッシングという小洒落たものは使いません。
・カキフライ：とんかつソース。
・メンチカツ：自宅では食べないからなー。とんかつソース？
・コロッケ：とんかつソース。
・天ぷら：揚げ立てはめんつゆか醤油。たまに塩。一晩置いたやつはウスターソース。
・とんかつ：とんかつソース。
・ご飯：そのまま。

■周囲に意外だと驚かれる、好きな組み合わせはありますか？
「納豆に山葵」はそんなにマイナーっすか？
あと心太は黒蜜派です。「関東人の癖に」と言われます。まあ近江商人の友人の仕込みなんですが。

■それが一般的なのだと知っているが苦手な組み合わせはありますか？
無いと思います。
ていうか一般とマイナーの線引きがいまいちわかんない…。

■バトンを回したい5名は誰ですか？
回り切ってるので、申し訳ないですがここまで。答えてみたいという方、持っていって下さいませ。


うーん、そんなに面白みのある回答じゃないなー。なんにせよご笑覧感謝。

伝説の味

それはオートミール。
ありとあらゆる児童文学に出現し、その悉くで子供の敵とされているオートミールを、食べたことがありませんでした。そんなに不味いのか？ポリッジも同じものなのか？蜂蜜掛けポリッジは旨いのか？尽きせぬ疑問を解決しないまま幾星霜、とうとう伝説の甦る日がやってきました。近場に輸入食材店が出来たのです。早速行ってオートミールを購入し、調理に及びました。店員さんに訊いて買ったのはこれ。
…あーこれ近所のスーパーで売ってるわー。
軽い脱力感を覚えつつ、箱書き通りに作ってみました。不味くはないです。ですが際限無く不味く出来る味です。
要するにオーツ麦のお粥なんですが、牛乳でふわっと煮込んで、蜂蜜などのトッピングを添えるととても美味しいと思います。一方で煮込み過ぎて糊にしたり、水を入れすぎてびしゃびしゃにしたり、バットアレンジは幾らでも可能と見ました。冷めてると倍率ドン。児童文学のお子達が食ってるのはこっちに違いない。栄養はあるんだろうけど確かに飽きるわ、これ。疑問が解けて満足ですけど好んで食いたい味じゃなかったです。あと半箱以上あるんだけど…片付けるのは私しかいないだろうなあ。

赤木かん子氏の著作にこういう本に出てくる食べ物の本があって、赤木さんの専門は児童文学ですから懐かしい食べ物が沢山出てきます。お勧め本なんだけどなんてタイトルだったか。表紙がカーラ先生だったのは明確に覚えてるんだけど。作中料理の再現で、最大の野望はぐりぐらケーキです。
なお、マスコマ料理本を再現するのは、レシピをひとつふたつ解読した段階で断念しました。だってカロリーが高すぎる。これであの運動量で、ジャックが痩せてたらそりゃ嘘だ(スティーブンは●●●●●なのであの体格はアリかと)。むしろ、あれだけ大食いの描写がありながら少年のようにスリムな身体(イメージ)を維持し続けているプリングズの方が怖い。あんた何か飼ってないか…？

追記：
上記の赤木かん子氏の本ですが、これです。
　子どもの本とごちそうの話(径書房)
読むと腹が減り、そして幸せになれます。しかし何故カットを「パセリを摘みに」から引っ張ってきたのだろう。食欲魔人シリーズだとシャレにならんからか？

今日は読書日記ではなく

6/2読了「味見　ききみみ　アイルランド」で紹介されていたアイリッシュシチューを作ってみました。シチュー用牛肉、スライスたまねぎ、輪切りジャガイモを順に鍋に重ね入れ、刻みパセリを2束分ほどごっちゃり振って塩を小匙2杯分、水を満たして170度のオーブンに鍋ごと入れて45分間放置プレイ。こんだけです。非常にシンプル。
味は「にく」という感じでした。やはりシンプル。じゃがいもにとろとろたまねぎと肉とパセリが染みてでら旨です。本来は羊肉を使うそうで、あえて固めの肉を使ってみてもいいかもしれない。あと脂は出来るだけ取り除いておいた方がいいそうです。
アレンジとしてはきのこを入れるのも可かなと思っています。ホビットシチューっぽくなるんじゃないかしら。なお「味見～」本文に、「にんじんを入れてはならぬ」とご当地の奥様お二人のご忠告がありましたので、にんじんは禁じ手指定と認識しております。
どちらかというと冬の料理でしょうか。簡単ですし、ともかくお勧めです。

そして調子に乗って鍋半分の量を貪り食らい、ただいま胃がもたれてしょうがないワタクシでございました。