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今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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なにってオールバック普兄さんですよ。思いませんか。そうは思いませんか!
つか弟とやはり似ていて、そこに一番たぎりました。ふと思ったのですが、独も含め、領邦全員が顔の造作だけはクローンだと萌える。色と髪型と体格で判別つくし、何より性格言動がまったく異なるので普段は完璧に別人なんだけど、何かの拍子でモノクロームに沈むと、恐ろしい情景を作り出す一族。揃いの軍装だったりした日にはかなりホラー。とか。

…うっかり想像したら予想以上に××でした。いやセルフで萌えるけど怖ぇえわこれ…


※そんで2009/6/10(水) 00:50追記。
書けという毒電波を受信しましたので書いてみました。ヘタで東西兄弟で現代で推敲無し一発書き、ネタがネタのため折りたたみの上で反転、ご存知無い方、あー…という方はスルーして頂ければ幸いです。なおかなり手ぬるいレベルかと思いますが、完全女性向けのためご注意ください。
今回、現代軍事ネタが少し入ります。念のため、勿論嘘八百です。そこらへんも生温くスルーして頂ければ幸いです。
しかしヘタではじめて××を書くのがこいつらとは。夫婦ですら書いてないとゆーに。

「こいつばかりはスウェーデンの独壇場だったぜ!」
 手袋の先を噛んで引き抜くと、プロイセンは呆れたような感心したような、判別しがたい嘆声を上げた。先に上衣を脱いでブラシを掛けながら、ドイツはプロイセンに問うた。
「そんなにか」
「コストパフォーマンスが半端ねぇ。この件に限っては俺は坊ちゃんに全面的に味方する」
 久しぶりの兄弟揃ってのお出かけが軍需展示会とは涙が出る。とは言うものの、口には出せないヤバい方々から背広制服のお歴々、果てはそういう存在までもが足を運ぶ程度には、今回の催しは盛大で重要なものだった。いかに今が良い時代で、また兵とは忌むべきものであるとはいえ、扉を開け放したまま眠るには、国という存在は誰もが痛い目を見過ぎている。
 尤も今回の兄弟のお仕事は、商談の後のレセプションだった。テイルコートにホワイトタイの正装で海千山千との腹の探りあいは、ドイツにとってはいささか気が重い。逆にプロイセンは水を得た魚だ。かつての陸軍国は現代でも有能な軍人であり軍官僚だった。日頃の言動はどこへやら、磊落な笑いと軽口を駆使して巧みに情報と言質を引き出してくる。旧東というのもこの場合は大きな強みだ。それが良いのか悪いのか、ドイツは未だに判断がつかない。
 次世代戦闘機 ―― この件で、スウェーデンとオーストリアが深刻かつ大人気ない喧嘩の最中である ―― について、プロイセンはある程度の候補を絞り込むところまで任されているが、どうやら思うようにいかなかったらしい。帰宅するなりビール飲みてーと上着も脱がずに台所に駆け込み、奥歯で栓をこじ開けてラッパ飲みする兄の姿に、ドイツはやれやれと首を振った。
 あおった口元から細く金色の糸が垂れる。襟に掛かる前に拭う袖口に、銀のカフリンクスが覗いていた。芥子粒ほどの青い石があしらわれたそれは、礼装を新調した際にドイツが彼へ贈ったものだ。その手がふたすじほど落ちてきた髪をざらりとかき上げ、秀でた額をあらわにする。
「………何だよ?」
「いや、」
 そういえば、今日のプロイセンは髪を上げていたのだった。体格と色の違いはあるにせよ、目元といい鼻筋といい眉の線といい、顔の造作だけならば彼ら兄弟は気味が悪いほど良く似ていた。だが写真ならばともかく本人たちを前にして、取り違える者はまずいない。合わせ鏡のように似ていてもドイツはドイツでしかなく、プロイセンはどこまでいってもプロイセンなのだった。
 プロイセンはきょとりとドイツを見ていたが、色違いの目を不意にごく薄く細めた。ドイツが絶対に出来ない表情だった。彼はカウンターを回ってドイツの前に立つと、弟の髪に指を入れて掻き回した。抗議しようと口を開いたドイツの肩にプロイセンは手を掛けて、軽く背を伸ばすと耳元に口を寄せた。
「惚れた?」
 囁いた口で耳を噛んでくる。甘噛みなどというものではなかった。痛みと首筋に集まる熱に耐えかねてプロイセンの腰に腕を回すと、彼の兄は両腕をドイツの頚に巻きつけて、喉の奥だけで悦に入った笑いを漏らした。
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