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今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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本日、「PROMISE - 無極 -」を観て参りました。ジャーヘッドより有頂天ホテルより先に観ちまったい。来週はナルニアかな。そんなこんなで感想など。ネタばれです。ご注意下さい。
ちなみに本日は226です。怪人赤マントと横鎮首脳部に思いを馳せつつ昼飯にカレー食ってきた。


我が電影畏友PAZさんの評を拝読してから臨んだのですが、彼女の評の通り、万人にお勧め出来る作品ではないです。全体的に漫画的というか、荒唐無稽もいいところ。更に筋もあるようなないようなというものですので。前提としてHEROやLOVERSが面白いという人、なおかつその中からも対象が絞られると思う。
ですが、ハマる人には堪らない映画だと思います。私?そりゃもう燃で萌ですがな。実は腐女子萌はあまりしなかったのですが。しかしヒロユキサナーダは何演っても受だよな。
まず色彩の鮮やかさ。夜、雪のように限りなく花弁を撒き散らす海棠という情景に、冒頭からぞろりと寒気の這い上がる感触を覚えました。鎧の赤、羽衣の白、雪の白銀、水面の墨、大陸の原色をこれでもかと散りばめて脳を揺さぶる力には圧倒されっぱなし。また止め絵が美しいこと。領巾をたゆたわせて現れる満神の生々しくも冷血な佇まいは筆舌に尽くし難いし、無歓の決めポーズ!もうどうすりゃいいのあの前髪と指バトンと仕込み扇子!人間椅子!
人物の造形もなかなかでした。殊に気に入ったのは無歓と鬼狼。「なんと冷血な民族だ」「善人になり損ねた」ってあんたそりゃ言いがかりってもんだろう(と隣の人が疲れた声で言っていた)。光明の誇りと内なる傲慢と弱さと、転落人生もいっそ見事。それに光明と無歓てばなんなんだよ結局あんたら両想いなんじゃねえかよ全く。このふたりの黒衣のくだりは傾城形無しの業の深さ。というか、登場人物全員が業が深いんですな。「無極」から逃げようとして逆に自分から縛られている。結局は最も選択肢の無い筈の奴隷が最も自らの運命を選んでいたってのがキモかな、と思ったんですが。
アクションに関しては考えるな!感じろ!の心意気で。だって中華電影だもん。あれだけびしっと決めてくれたらいくらアリエナーイ動きでももう全部受け容れる。ううう綺麗だよう。動きの揃った(なんちゃって)古代軍団てそれだけで燃えるし萌える…。
とにかく、評価が両極端に割れる作品だと思います。アリエナーイを受け容れる自信のある方にはお勧めです。評価はそれからでも、まずは是非。


そんで鼻血鼻汁は本気で素晴らしかったです。
ついでにぺあるっくは止めとけと…ごめんあそこはつっこまずにいられなかった…。
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