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今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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以上、「今日お泊りしたいなあ」と24日夜にのたまった甥への返答でした。なんで?という甥に「だって大人のところにはサンタさんは来ないから」と返したら物凄く哀れんだ目で見られました。君もそのうち分かるよ。
にしても、ご本家は今年もやってくれるぜ…(拳で汗を拭う) トラウマになるサンタなら大歓迎です。ええ、大歓迎ですとも!カム!両手を広げてカム!当然だぜ!

さて。
久しぶりに読書の感想文なと。出雲へ行った際の旅のお供です。

 「新編 南蛮阿房列車」 阿川弘之/光文社文庫刊

東京駅構内の本屋で購入。あの店は良い。旅行関係の文庫が常に平積みになっていて良いです。旅行記本は正直言って、当たり外れというか合う合わないが非常に大きいため、購入は賭けになります。阿川先生(以下「てんてー」/敬称)ならその点外れは無かろうと買ったら当たりでした。つか第一章を読了後の感想、ツッコミだけで旅行行っちゃ駄目だよな。ツッコミ所が多過ぎて。
ワタクシ不覚にもてんてーがテツとは全く存じませんでした。このタイトルも、単なる本家からの本歌取りだろうくらいに思っていました。したらここまで…なんていうか、うん趣味って本人だけが納得してればいいんだよね他所様に迷惑さえ掛けなければと天に唾する科白を心に呟いてしまいます。いいじゃん、乗りたいから乗ってるだけなんだから。ねえ。それにしたってチョイスがアレだと思いますが。
乗った路線がどれもこれも非鉄からしてもどう考えても「………」な路線ばかり、さらに国鉄からSL全廃なんて言っているからには、昭和も40年代くらい?客車引っ張るのも珍しくはないんでしょうけれど、日本以外では列車の定時運行なんてまずありえないって知っていますけれども、てんてーピンポイントでなにか狙ってる?いやネタ的に美味しいところを選んで書かれているんでしょうが勿論。てんてーの淡々と飄々とかっちりと美しい文体で、さり気無く酷い寸評を交えた旅行記はクククと笑いながら読みつつも所々であれ?という気分にさせられる。で、あれ?がなんであれ?なのかと突っ込んでいくうちにぱつりと駅に着く、そんな乗り鉄旅行記の数々。眠れぬ寝台列車で読むには適切なチョイスでした。オリエント急行、この場合は戦前からの急行のラストランですが、それを評して姥桜と言っちゃう辺り面目躍如かと。そんな身も蓋も無いところが好きです。
所でこの本の最終章は、娘さんとエジプトの寝台列車に乗った話です。これを聞いたT山さんの科白「そんな無茶な」が忘れられません。それは行程か、それとも面子についてか、どっちに対する感想なのかしらん。
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