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今日何を読んだ、面白かったレベルの読書感想文メイン雑記
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集英社ジャンプコミックスデラックス刊。

ここぞとおめかしした服が他人と被って苛ついたことはありますか?私はある。
忘れもしない小学校の卒業式にて、子供なりに厳選したツーピースに浮き浮きしていた私の前に、全く同じデザインで色違いの服を着た同級生が立ったのです。この時の秋津さんミディの心情を句読点込み50字以内で述べよ。
ツーピースの色味は私が濃い目のブルーグレー、相手がライトグレーで、中に着ていたブラウスが私がピンタックのシンプルなシャツブラウス、相手が大きな襟のフリルブラウス。「あたしの方が似合う」と思って溜飲を下げた記憶があるけど、当然向こうもそう思っていたに違いない。いま写真を見ると、同じデザインながら二人とも自分に似合うであろうコーディネートをしていただけというのが読み取れて、ちょっと楽しいです。ノスタルジイ。

で、今回の漫画。仕立て屋さん版ブラックジャックというのが紹介するのに判り易いかしら。
ナポリの泥棒市でサルト(仕立て屋)を営む天才的な腕を持つ日本人、織部悠の仕立てる紳士服が、数々の事件を解決していく、とまあ、そんな話です。現時点で9巻まで刊行だっけか。連載とはいえ一話完結に近いので、何巻から読んでも楽しめます。1巻はまだシリアス色が濃いんだがなー。
はっきり言ってしまえば薀蓄ネタです。服地がどーとかウィングチップがどーとか裄丈がどーとか、欧州服飾圏のエレガンテ(これも判りにくい概念だ)を語る語る語る。それでも美味●んぼのような妙な押し付けがましさを感じないのは、キャラと筋立てが絶妙に軽妙であるが故です。つかさ、30代基本教養ネタが適宜まぶされているので世代としてはちょっと嬉しい。冥途カフェまで出た日にはどうしようかと思ったが。あの魔改造服の数々は見事だ。
何より、これは私の嗜好ではあるんですが、主人公が家庭環境からくる葛藤トラウマその他諸々を持っていないのが非常にグ。人生の重荷はてめえの責任で背負って頂きたいので。まあその重荷も生々しくかつ半端じゃないんだけどな。あれは「俺のバカ…」って言いたくもなる。
脇を固める女性陣も、下手な飾り物や男性向けファンタジーに流れず、妙に格好良い嬢ちゃん姉さん揃いでわりかし安心して読めます。しかしヴェレッダがここまで化けるとは思いもよらなんだ。ツインテールも登場時は心配したんだが立派にこなれてきてくれて…(祖母の眼差し)
つう訳で、割と何の気なしに買ったんですが、笑えるし勉強にもなるしで本棚最前列入りです(「皇国の守護者」と「蟲師」の間)。ついでに単行本カバーのコーディネートがちょっと楽しみ。今のところ、最も好みは8巻。

しかしこの話を読むとフルオーダーにチャレンジしたくなって困る。(スーツはイージーオーダー愛用)(モテ服が破壊的に似合わない女)(オペレーション「春キャベツ」は夢のまた夢)(ユリちゃんおばちゃんとデート…っ!)
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